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命懸けで刺してくるミツバチ

今回はミツバチについて書きたいと思います。

攻撃性も低く駆除依頼も少ないミツバチ

スズメバチ、アシナガバチに比べてミツバチの駆除依頼は圧倒的に少ないです。
 
ミツバチは攻撃性も低く、毒性も低いです。巣の近くを通っても、基本的には人を襲ってきません。
 
しかし、人間側から攻撃しようとすると、いくらミツバチといえども刺してきます。
 

人を刺した後は死んでしまう

ミツバチの1番の特徴といえば、刺した後は死んでしまうということが挙げられるでしょう。
 
これは針と産卵管が繋がっているためです。
 
ミツバチの針は抜けにくい構造になっているため、一度針を刺すとミツバチはその場を離れる際に産卵管が体から取れてしまい、死んでしまいます。
 
世の中には沢山の種類の蜂がいますが、一度刺すと死んでしまうのは世界中にミツバチだけです。
 
巣や女王蜂を守るために、まさに命がけの行動をするわけですね。
 

人間にはわかりにくい利他的行動

ミツバチやアリなどの社会は真社会性などと言われます。
 
自分の子を残さない不妊階級があるのが特徴です。
 
働きバチは全てメスですうが、生まれてきたメスの中からローヤルゼリーをもらった幼虫だけが女王蜂に成長します。
 
自分の姉妹が女王蜂になって卵を産んでくれることで、よりよく遺伝子を残そうという戦略なのです。
 
利他的とはいっても女王蜂を助け、結局は自分の遺伝子も生き残るというわけですね。

私たちの生活に関わる蜂

また、ミツバチは蜂蜜を始め、プロポリス、ローヤルゼリーなどの健康食品が私達の生活に密接に関わっていることも特徴の1つといえるでしょう。
 
私も昔、くまのプーさんがおいしそうに蜂蜜を食べているのを見て、蜂蜜にハマっていた時期もありました。
 
蜂の世界はまだまだわからないことも多いですが、自然の神秘を感じますね。


大人しいが毒は本物‼︎アシナガバチ‼︎

今回はアシナガバチについて書きます。日本ではアシナガバチは数多い蜂です。弊社でも駆除依頼は非常に多いです。

アシナガバチの巣

蜂の巣というと、おそらくほとんどの方がアシナガバチの巣をイメージするのではないでしょうか。

アシナガバチの巣は非常にきれいなハニカム構造をしています。

六角形という形が非常に合理的であるということは、すでに過去のブログ「蜂の巣の形の不思議」でご説明しました。

 

大人しい性格

アシナガバチの大きな特徴として一番は性格がおだやかであるということがあげられます。

攻撃性は低く、スズメバチと違い、巣に近づいただけで攻撃してくるようなことはありません。

大人しくても毒は本物!

しかし、大人しい性格とはいえ、決して自分で退治しようとは思わないでください。

なぜなら、性格は大人しいですが、アシナガバチもスズメバチ科に属し、持っている毒は本物です。

刺されたらかなりの痛みを伴い、最悪の場合死に至ることもあります。

アシナガバチの巣が作られた際も、スズメバチでないからと油断してはいけません。

実はスズメバチがアシナガバチの幼虫を狙って巣を攻撃してしまううこともよくあります。

スズメバチの巣も近くに作られている可能性もあるのです。

いずれにしろ蜂が活発になる初夏になるとほとんどの蜂が攻撃的になるので注意が必要です。

まとめ

アシナガバチは大人しい性格ですが、攻撃されると当然応戦してきます。

蜂の巣に気づかずに近づいてしまうことの内容に十分お気を付けください。

そして巣を見つけたら、迷わずプロの業者に依頼しましょう。


ハチ健康法

蜂の巣がみつかると危険ですが、広く知られているように蜂のもたらす恩恵も多々あります。今回はそれらにスポットを当ててお話しします。

 

蜂の子は栄養の宝庫

蜂に関する体に良いといわれているもの、健康食品は沢山あります。

私も知り合いからたまに「駆除した後に蜂の子食べないの?」と聞かれます。

蜂の子には良質なタンパク質が沢山含まれていると言われ、必須アミノ酸も全種類含まれ、滋養強壮に大変良いといわれています。

味もクセがなく、大変食べやすいそうです。

 

しかし、私は食べません。画像の通り、見た目的にちょっと・・・(笑)

そんな方でも大丈夫!今は同じ栄養素のサプリが売られています。

皆さんもぜひ試してみてはいかがでしょうか。

また、蜂の子と同じくらい体に良いものとして、ローヤルゼリープロポリスも有名です。これらは蜂の子と違い、ミツバチからしか取れません。

以下にそれらについてお話します。

 

ローヤルゼリー

ミツバチが花粉や蜂蜜などから栄養を摂り、体内で分解・合成して作り出す成分です。

主に女王蜂や将来女王蜂になる幼虫に与えられるものです。

女王蜂も働き蜂も元々は同じ条件で孵化するのですが、ローヤルゼリーを与えられることによって産卵が可能になり体長は2倍、そして寿命も驚異的に長くなることが知られています。

つまり一般の蜂には与えられない特別食のためローヤルの名がつけられているわけですね。

さてその成分ですが、アミノ酸・ビタミン・ミネラルなど、主要な栄養素がぎっしり凝縮されています。

それだけでく、成人病予防アンチエイジング、美容効果の高い成分も含まれており、人間にとっても大変ありがたいサプリメントや食品となっています。

 

プロポリス

プロポリスはローヤルゼリーほど認知度が高くないかもしれませんが、こちらも人間の体にとって、素晴らしい効果を発揮する成分が含まれています。

ミツバチが樹液の成分を唾液と共に噛んでワックス状にしたものなのですが、主に巣の入り口などに塗りつけて、巣を補強したり、細菌などの外敵から守るなどの役割をしています。

人間にとっては皮膚炎などの各種炎症アトピーヘルペスなどウィルス性の疾患、つまり〇〇炎や〇〇ウィルスといった症状に効果があると言われています。

主に液体・サプリメント・粉末などの形状で摂取することができます。

 

まとめ

今回は小さな蜂たちが作り出す驚きの栄養分についてご紹介しました。

人間にとってさまざまな効能をもたらす蜂たちなのですが、それらを扱うのはプロの養蜂家にまかせましょう。

そしてもちろん蜂の巣には十分お気をつけください。

蜂の巣を見つけたら駆除のプロである私どもにおまかせください!


蜂の巣の形の不思議

今回は蜂の巣の形についてお話します。

巣の形が六角形であるということは多くの方がご存知かと思いますが、この形の中にはさまざまな秘密が隠されています。

 

非常に合理的な形

 

まず蜂の巣の画像をご覧ください。

蜂の巣は画像のように六角形が綺麗にならべられている形をしています。

なぜこのような形をしているのでしょうか?

実は六角形という形は非常に合理的なのです。

まず第一に、六角形という形は限りあるスペースに無駄なく敷きつめられる形です。

他にも三角形や四角形でも無駄なく敷きつめられるのですが、なぜ六角形なのでしょう。

それは、六角形が最も強度があるからです。

これが第二の理由となります。

蜂の巣は木の枝等、不安定な場所に作られることが多く、ある程度の強度が必要なのです。

 

貴重な蜜蝋を経済的に使っている

巣を作るのは蜂の体内から作られる蜜蝋というものです。

保湿効果が高く、化粧品などにも利用されています。

この蜜蝋というのは蜂にとって大変貴重なものです。

円形に近ければ近いほど面積に対しての外周が短くてすむのでよいのですが、円を並べると隙間ができてしまい、経済的とはいえません。

円により近い六角形だと、正三角形や正四角形と比べて、同じ面積を形成する場合に最も短い外周で用が足ります。

つまり巣を作る材料が少なくてすみます。

そのような点から、考え抜かれた理想的な形が六角形ということになります。

 

六角形構造は私達の周りにも

ちなみに、この六角形の構造はハニカム構造といい、私達の周りの建造物などにもたくさん用いられています。

軽量で衝撃にとても強いのは建造物にもってこいの構造ですね。

実際多くの建造物や自転車、航空機などの乗り物にも使われています。

ちなみにハニカムとは英語で蜂の巣を意味します。

 

まとめ

蜂達が、最も効率的で丈夫な六角形を選んだというのは不思議ですね。

蜜蝋や蜂蜜など、恩恵も与えてくれる蜂たちですが、危険な蜂からは身を守らなくてはなりません。

今回は蜂の巣の不思議についてお伝えしましたが、防衛本能が高く攻撃本能があり、非常に危険な種類もいます。

蜂の巣には十分にお気をつけください。


蜂に刺された時の対処法

世界中で20万種類を超えると言われる蜂の種類、日本でも4000種類以上が確認されています。

ただし、全ての種類の蜂が危険というわけではありません。

それでは一体どんな蜂に注意すればよいのでしょうか。

そしてもし蜂に刺されてしまった場合の応急処置はどうしたらよいのかをご説明します。

 

日本で生息し、人を刺す蜂

日本で生息する蜂で人を刺し、被害が出るのは大きく分けて「ミツバチ」「アシナガバチ」「スズメバチ」の3種類です。

大抵は巣に近づきすぎた時や、手で追い払った時など、刺激を与えると攻撃とみなされ刺されることがあります。

スズメバチにいたっては巣の半径10メートル以内が危険地帯となります。

もしご自宅の庭に巣を作られてしまったら大変ですね。

ただし、この3種類の蜂は全て人を刺すわけではありません。

ではどんな蜂が人を刺すのでしょう

 

オスは安全!メスは危険!

 

あまり知られていないことなのですが、実は人を刺すのはメスの蜂だけです。

なぜなら、蜂の毒針は産卵管が変化したものだからです。

したがってもともと産卵管がないオスには毒も針もありません。

ただし上記で挙げた、人を刺す3種類の蜂については雄雌を見分けるのは困難です。

 

もし蜂に刺されてしまったら?

 

蜂は危険を察知すると警報フェロモンを出して、他の蜂を呼び寄せ、集団で攻撃してくることがあります。

まずはその場から離れて安全な位置に移動しましょう。

そして正しい応急処置をすることが大切です。

 

蜂に刺された時の応急処置

 

まず、患部に針が残っている場合はピンセットなどで取り除きます。

その際指でつままないようにしてください。カードなどの堅いもので横に払うように取り除く方法もあります。

その際、口で吸うことは避けてください。

そして次に手早く流水で洗い流します。周囲をつまんで毒を絞りだし、冷やします。

もし抗ヒスタミン配合のステロイド軟膏があれば塗布します。抗ヒスタミン軟膏には炎症やアレルギーを抑える働きがあります。

その後は素早く皮膚科を受診してください。

蜂の毒は患部に腫れや傷み、かゆみなどを引き起こす症状の他に、アレルギーによる全身症状があり、その場合は命の危険すらあります。

まずは蜂の巣に近づかないことが大前提ですが、万一巣を見つけた場合は専門の業者に連絡し、取り除いてもらってください。

 

次回は、人を刺す3種類の蜂について、生態と蜂の巣の特徴を記載する予定です。

シーズンが始まる前にぜひお読みください。


春~秋は蜂に注意!!

 

はじめまして。

当社は千葉、埼玉、東京、茨城で蜂の巣の駆除をしている業者です。

今後、蜂の巣についてさまざまな情報をお伝えしていきたいと思います。

今回は蜂の活動時期についてお話します。

 

都市部にも生息する危険な蜂

 

庭の木や軒先など、気づかぬうちに蜂の巣ができていて驚くことがありますね。

また、洗濯などを干している時に蜂が飛んでいるのを見かけたことはありませんか?

場合によっては取り込んだ洗濯物の中に潜んでいることさえあります。

蜂が1匹でもいるということは必ず近くに巣があることになります。

もちろん巣ごと駆除しなければ安心して日常生活を送ることはできませんね。

そんな蜂ですが、いつごろから活動を始めるのでしょうか?

 

蜂の活動時期

 

種類にもよりますが、蜂は5月~11月が主な活動時期です。

反面、冬は活動が止まり、女王蜂以外のほとんどは冬を越すことはありません。

特に7月~9月は非常に危険な時期です。

昨年9月にはマラソン大会で100名以上がスズメバチに刺され、大ニュースになったのは記憶に新しいところです。

また、蜂は適応能力が高く、郊外だけでなく都市部でも容易に巣を作ります。

高層マンションのベランダにも巣を作ることさえあるのです。

 

蜂の巣をみつけたら

 

前出のマラソン大会のように突発的に刺されてしまうこともありますが、自分で蜂の巣を駆除しようとして刺される人も少なくありません。

大人しい性格の蜂の種類もいるのですが、本来、蜂は防衛本能が高い生き物です。

不用意に巣に近づいたり、刺激を与えたりすると、ほとんどの蜂が攻撃的になります。

また、黒っぽいものが攻撃対象となりますのでお気をつけください。

もし巣をみつけたら、自分で対処するのは危険です。

プロの業者に連絡し、安全・確実に処理をしてもらいましょう。