蜂の巣ができて困っている人の中には、プロの業者に頼らずに自分でなんとか退治をしようとする方がいます。しかしこの行為は大変危険です。
自分で蜂の巣を退治するのは自殺行為!
このブログでも度々お伝えしていますが、蜂たちは営巣の時期になると巣を守ろうとしてとても攻撃的になります。
しかしながらなんとか自分で駆除しようとする方がいらっしゃいます。
実際、私も駆除依頼がきて見積もりをすると、金額が合わずに「じゃあ自分で取るからいいよ」といわれることがたまにあります。
防護服を持っているならまだ分かるのですが、持っていない状態で駆除をするのはハッキリいって自殺行為になります。
蜂の生態を熟知している駆除業者ですら防護服なしでは駆除しようとしません。
蜂の危険性について、まずは正しい知識を
中にはイタズラに蜂の巣にエアガンを打ち込み、ネットなどにその情報を流している方もいるようです。
万一子供が見て真似をしたらどうなるでしょうか?
これは蜂の巣に関することだけではないのですが、命に関するような重大なことは、まずは大人たちが正しい知識を得て、危険な行為を子供が真似するようなことは絶対に避けなければいけません。
この場合、もちろん大人でも絶対に真似をしてはいけない危険な行為であることは言うまでもありません。
市販の蜂用スプレーも危ない
自分で駆除しようとしている方にどうやって駆除するつもりなのかをお聞きしますと、ほとんどの方が「ホームセンターで売っている蜂用のスプレー・殺虫剤をかける」「ホース(水鉄砲)で放水する」といったような答えが返ってきます。
確かに蜂用のスプレーも水もどちらも蜂には効かなくはありません。
しかし、この方法は大変危険です。
なぜなら、蜂を一瞬で殺傷できるほどの効果はなく、蜂の巣に噴射した瞬間、大量の蜂が飛び散り、自分に向かって攻撃してくるからです。
さらに、スズメバチになると巣が丸い球状の形をしており、出入口の穴を目掛けて噴射しなければいかず、相当接近しなければいけません。
スズメバチは警戒心が強く、この接近した時点でスズメバチがぞろぞろ出てきて攻撃されてしまいます。
まとめ
ご依頼を受けたお客様からも「また巣が作られたときはどうやって自分で撃退できますか?」みたいなご質問をいただきますが、専門の道具も知識もない方が自分でやろうとするのは大変危険です。
大きな被害が出てからでは遅いのです。
蜂の巣を自分で駆除するのは絶対にやめましょう。