以前、蜂の駆除依頼が多い場所として「軒下」と「庭木の中」を挙げさせていただきました。これらの場所が巣を作られやすいのですが、さらに立地や蜂の種類によっても巣が作られやすい条件があります。
緑の多い場所に蜂の巣は作られる
最も巣を作られやすい立地の1つに、森や公園が近くにあり、緑に囲まれている場所が挙げられます。
実際にご依頼がくる場所の辺りを見回してみると、近くに沢山の木が生えていることが多々あります。
以前、私の友人が森の中にあるキャンプ場のコテージに泊まった際も、大きい蜂の巣があり、大騒ぎになったという話も聞いたことがあります。
自分の生活エリアで沢山の木に囲まれている場所がある方は6月~10月にかけては特に注意したほうか良いかもしれませんね。
ところで一般的に緑の多い場所と言っても、蜂の種類によって巣を作る場所はさらに細かく分けられます。
次はそのあたりを詳しく見ていきましょう。
土の中に巣を作る~オオスズメバチ
オオスズメバチは日本全域に生息し、その名の通り女王蜂は4センチ近くもあり、攻撃性のある大変危険な蜂です。
蜂の巣といえば普通は木の上にあるとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、オオスズメバチは土の中に巣を作る習性があります。
オオスズメバチは主に木の根っこ部分の空洞に巣を作ります。
そのため、夏では登山者が登山中に巣に近づいてしまい攻撃を受けるという事態が発生しています。
地面に巣を作るとなれば小さいお子さんでも手の届くところにあり、大変危険ですね。
最近では自然の地形を活かした自然公園などが都市部でも見られます。
特に木の多いところ、特に木の根元部分などにはオオスズメバチの巣に注意が必要です。
安易に近寄らないようにしてください。
大きな巣を作るキイロスズメバチ
またの名をケブカスズメバチと言い、スズメバチの中では女王蜂が体調3センチ未満で比較的小型ですが、攻撃性は強く危険な蜂です。
スズメバチの被害で一番多いのはこのキイロスズメバチです。
この蜂は巣の引っ越しをします。
木の空洞部分などに作り始め、巣が大きくなると軒下などに引っ越しをはじめます。
よく軒下や天井裏などに巨大な巣を作られることがありますが、キイロスズメバチの仕業です。
木から引っ越しをするのですから、公園などの近くの民家は当然巣が作られやすくなり、警戒が必要です。
まとめ
以上のように、蜂の巣が作られやすい場所を把握しておけば、それだけ気がつくのも早くなります。
蜂の巣はだんだん大きくなるので、小さいうちに見つけていただければ駆除の手間もかかりませんし、被害に遭わなくてすみます。
蜂の巣を見つけたらなるべく早く弊社にご連絡ください。
営巣中は蜂も攻撃性が強まるのでプロの私たちにお任せください。