蜂の巣の形の不思議

今回は蜂の巣の形についてお話します。

巣の形が六角形であるということは多くの方がご存知かと思いますが、この形の中にはさまざまな秘密が隠されています。

非常に合理的な形

まず蜂の巣の画像をご覧ください。

蜂の巣は画像のように六角形が綺麗にならべられている形をしています。

なぜこのような形をしているのでしょうか?

実は六角形という形は非常に合理的なのです。

まず第一に、六角形という形は限りあるスペースに無駄なく敷きつめられる形です。

他にも三角形や四角形でも無駄なく敷きつめられるのですが、なぜ六角形なのでしょう。

それは、六角形が最も強度があるからです。

これが第二の理由となります。

蜂の巣は木の枝等、不安定な場所に作られることが多く、ある程度の強度が必要なのです。

貴重な蜜蝋を経済的に使っている

巣を作るのは蜂の体内から作られる蜜蝋というものです。

保湿効果が高く、化粧品などにも利用されています。

この蜜蝋というのは蜂にとって大変貴重なものです。

円形に近ければ近いほど面積に対しての外周が短くてすむのでよいのですが、円を並べると隙間ができてしまい、経済的とはいえません。

円により近い六角形だと、正三角形や正四角形と比べて、同じ面積を形成する場合に最も短い外周で用が足ります。

つまり巣を作る材料が少なくてすみます。

そのような点から、考え抜かれた理想的な形が六角形ということになります。

六角形構造は私達の周りにも

ちなみに、この六角形の構造はハニカム構造といい、私達の周りの建造物などにもたくさん用いられています。

軽量で衝撃にとても強いのは建造物にもってこいの構造ですね。

実際多くの建造物や自転車、航空機などの乗り物にも使われています。

ちなみにハニカムとは英語で蜂の巣を意味します。

まとめ

蜂達が、最も効率的で丈夫な六角形を選んだというのは不思議ですね。

蜜蝋や蜂蜜など、恩恵も与えてくれる蜂たちですが、危険な蜂からは身を守らなくてはなりません。

今回は蜂の巣の不思議についてお伝えしましたが、防衛本能が高く攻撃本能があり、非常に危険な種類もいます。

蜂の巣には十分にお気をつけください。